説明
スプレースペック
内容量 230ml
成分: アリルイソチオシアネート(ワサビの辛み成分)
射程距離10メートル(3メートル程度の逆風下で5メートル程度)
ホルスター付き
溶液:水性(万が一風で目に入った場合、油性製品の場合洗い流すことが非常に困難であるため水性製品を検討しています)
国内で出回っている熊撃退スプレーは全て輸入品となっています。熊撃退スプレーは通常カプサイシンを主成分としており、熊撃退用のスプレーのカプサイシン濃度は非常に高く、使用時に自身の目に入った場合失明する可能性もあります。また、国外では過去にカプサイシンを主成分とする暴徒鎮圧用のスプレーが原因と思われる死亡例もあり、使用者に危険が及ぶ可能性が有ることは否定できません。
本スプレーの主要な成分はアリルイソチオシアネートで、揮発性が非常に高いためカプサイシンほど重篤なダメージを受ける可能性は低く、カプサイシンと同様に熊の粘膜に激痛を与えて逃げる時間を稼ぐことを主眼として開発する製品です。
本スプレーの特徴
ー効果範囲が広い
アリルイソチオシアネートは揮発性が非常に高いため、顔を外した場合でも周囲に有効成分が揮発するためカプサイシンスプレーよりも効果範囲が広いことが特徴です。これにより咄嗟にスプレーを吹きかけ、目や鼻といった有効エリアに当たらなくとも熊に痛みを与えることができます。
ー鋭い痛みで戦意を削ぐ
カプサイシンが焼けるような痛みを与えるのに対し、本スプレーは鋭い刺すような痛みを与える事ができるため、目や鼻への痛みで熊を行動不能にすると同時に熊の戦意を削ぎ、熊の撃退を可能とします。また、クマ撃退スプレーに含まれるカプサイシンの量は最高で2%となっており(唐辛子抽出液のOCの量は通常10%~20%となっていますが、OCに含まれる有効成分であるカプサイシンは米国の法令で熊撃退スプレーの容量に対して1%~2%と決まっています)、本スプレーに配合するアリルイソチオシアネートは20%であるため、痛みという意味ではカプサイシンスプレーを上回ります。
ー効果時間
アリルイソチオシアネートは揮発性が高いためカプサイシンと比べると効果時間が短く、万が一使用者がスプレーを誤って自身にかけてしまっても、重篤な状態に陥る危険が低い特徴があります。とはいえ、10分ほどは激痛が続くので熊に吹きかければ十分に逃げる時間は稼ぐことができます。
開発の経緯
近年、高齢化により猟師の人口が減り山の獣に対する狩猟圧が落ちてきています。昨今の熊被害の増加はこの事実を如実に表すもので、郊外に住む方たちの安全を守るため政府は早急な対策を取らねばなりません。しかし、役所の対応は非常に遅く、また対策を取ったとしても効果が表れるまで時間がかかることは明白です。
したがって、野山に行く際はできる限りで個人で出来る対策を取って行くことが推奨されます。しかしながら、現在流通している熊撃退スプレーは使用者にも危険が及ぶ可能性の高いもので、米国産、ドイツ産であるため価格が高いのが現状です。また、使用されているガスはhfc-134aという温暖化効果が高いフロンガスであり、日本での生産、廃棄が規制されているガスです。
そういった背景から、山林近くに住んでいる方、畑、山仕事をされる方、登山や渓流釣りに行かれる方が熊に会っても逃げれるよう、比較的安価で使用者への危険性が低い熊撃退スプレーの開発を国内で行っています。
ここまでお読みいただきありがとうございます。現在試作テストを行う準備を行っている段階ですが、収益性が分からないため、価格に関してのアンケートを取っております。本ページの上部にあるアンケートにお答えいただけますと幸いです。
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