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スリングショットライフル

バーネットスリングショットダイアブロの購入ガイド: 性能、価格、使用感、使い道を徹底解説

本記事では、バーネットスリングショットダイアブロ、ダイヤブロプロ(ダイヤブロ2)の特徴とスペック、価格、実際に使ってみた感想、最適な使用用途について解説します。これを読むことで、バーネットスリングショットダイアブロがあなたの使用目的に合うかどうかの判断になれば幸いです。

バーネット社とは

バーネット社は、主にクロスボウの製造を行っている会社で、その歴史は古く1962年にまで遡ります。当時、バーナード・バーネット氏がイギリスのウルヴァートンの自宅のガレージで趣味でクロスボウを作っていました。その出来栄えは素晴らしく、興味を持った友人たちに数本の弓を販売したことから、バーネット社の歴史は始まります。

やがて、卓越したデザインと技術が評判を呼び、ヨーロッパ全土から注文を受けるようになります。1980年代頃、北米市場進出をするためフロリダに北米に工場を設立、2003年にイギリスの工場を閉鎖、製造拠点をアメリカに移しました。

バーネット社の製品

バーネット社は、主にクロスボウの生産販売を行っていますが、その技術力を応用しスリングショットの生産も行っています。クロスボウの製品ラインは40以上あり、子供用から狩猟用まで様々な種類のクロスボウを生産しています。スリングショットは現在10モデル製品があり、従来のコブラ、ディアブロ、ストライク9の他にking ratというブランドで7種類のスリングショットを生産しています。

バーネットスリングショットダイアブロの特徴とスペック

バーネットダイアブロ

バーネット製のスリングショット は剛性に優れ、使いやすさと精度追求したモデルが多い印象ですが、ダイヤブロもその系譜を受け継いでいる印象です。ダイヤブロは後継機のダイヤブロプロとコブラのベースとなるモデルで、余計な機能が一切ついていないシンプルなモデルとなります。それではどういった特徴が有るのかを見ていきましょう。

特徴

バーネットスリングショット ダイアブロは他のスリングショットと比べ少し独特な形状をしています。スリングショットファルコンのフォークとグリップ部をつなぐ部分は直線的な物になっているのに対して、ダイアブロは湾曲したデザインを採用しており。これによりフォークの高さがファルコンと比べて低くくなっています。また、グリップ部に傾斜があるためゴムを取り付ける部分が手首の上にくるような形になるため、引きの強いゴムを使用するのを想定しているような作りとなっています。湾曲している分横幅が大きく、ポケットには収まらないのが気になりますが大きいということは剛性が高く、持ちやすさにも寄与する部分なのでデザインに関しては個々のユーザーの好みによる思います。

グリップ部の素材はプラスチック(黒い部分がプラスチック)とゴム素材(緑の部分がゴム)で出来ており、拳銃のグリップのような手にしっかりフィットする形状をしています。ゴムの部分は比較的柔らかく、ギュッと力を入れて握りやすく、ゴムであるため滑りにくいため非常に持ちやすいと思います。また、ゴム部分に滑り止めのための細かな凹凸と、指がかかる部分に段々と高さが線があるため握った際に滑らず、これもまた握りやすさに貢献していると思います。

着脱可能なリストロックも標準搭載されており手首にかかる負担を大幅に軽減、射撃時の安定性向上に大きく役立つ機能かと思います。このリストロックの長さがサンダース社のリストロックよりも長く設計されているので、ここでもバーネット製のスリングショットダイアブロには引きの強いゴムを使用するための設計思想が垣間見えます。

ダイアブロに付いてくるゴムバンドはバーネット製スリングショット定番のマグナムパワーバンドで、長さ約17センチ、丸形で厚さ1mm外径6.3mmとなっており弾受けが80mmx25mmです。推奨使用団は10㎜のスチール球なので、スペック的には狩猟、防犯用といえます。

スペックと使用感

ダイヤブロのサイズは23cm x 9cm x 12cm、重さ405グラムとなっています。最大射程距離は使用者と使用弾に大きく依存しますが、10㎜弾斜め撃ちで100メートルはゆうに超える性能を持っています。最大有効射程距離(殺傷力を以って当てられる距離)は20メートルといったところでしょう。交換用ゴムはスタンダードゴムとマグナムパワーバンドの2種類が存在し、スタンダードゴムの引きはマグナムパワーバンドよりも弱いです。リストロックの素材が柔らかいプラスチックのような素材でゴムを引いたときにリストロックが腕にしっかりフィットするので手首への負担をほとんど感じまません。他に購入した方のレビューを見るとゴムがすぐ切れたり、弾受けがすぐ破れたりと初期不良のようなものがある場合があるようです。また、外人の方でもゴムの引きが強いというくらいなので日本人ではゴムを引けない方もいるかもしれません。使用感としては私も同意見で、頑丈なスリングショットではありますが、ゴムの引きが強いためリストロックがあっても手が震えるて精密射撃が難しく、携帯性も悪いので害鳥駆除、狩猟用に購入されようと考えている方にはお勧めできません。

バーネットスリングショットダイアブロの価格

バーネットスリングショット ダイアブロは、北米市場では20ドル程度(3000円程度)で販売されていますが、日本では7000円~9480円と3倍近くの値段で販売されています。日本で販売されているスリングショットは輸入品が大半で、販売数が少なく、送料によるコストがかかるため他国と比べて販売価格が高くなります。バーネット、サンダース、マークスマンといったブランド品のスリングショットは比較的高額で販売されている原因は送料なので、高いから良いものと考えないほうが良いでしょう。

サイト名価格
ボディーガード9,480円
大和企画7,000円
ろくせん9,480円
協和テクノ9,480円

 

バーネットスリングショットダイアブロプロ(ダイアブロ2)の特徴とスペック

バーネットスリングショットダイアブロプロ

ダイアブロプロの基本的なデザインと仕様はダイアブロと同じで、ダイアブロ2と呼ばれることもあります。ダイアブロプロがダイアブロと大きく異なる点は3点スタビライザーが搭載されている点と照準器が搭載されている点です。

3点スタビライザー

ダイアブロプロにはカウンターウェイト式のスタビライザーが搭載されています。スタビライザーの機能は2つあり、一つはエイム時の安定性と、もう一つは射撃時のブレの軽減です。人の体は呼吸であったり、筋肉の動きであったりと常に動いているのでスリングショットで目標を狙う時、どうしても手が微妙に揺れます。この揺れをある程度軽減できるのがスタビライザーの一つの役割でスリングショットの重さを分散し、重心が中心に来るようにすることにより安定性を増します。射撃時のブレはゴムが引き延ばされて戻るときに発生するリコイル現象で発生します。スタビライザーの効果によりスリングショットの重心が手で握っている部分に来るため、射撃時に発生するリコイルをコントロールしやすくすると共に、リコイル自体もスリングショットの重さにより軽減されます。簡単に言うとスタビライザーは一種のダンパー(振動を抑制する装置)として機能するものです。

照準器

ダイアブロプロ照準器

このスリングショットには照準器が搭載されています。照準器の角度と中のピンは調節可能で、自身で調節する必要があります。何度か撃ってみて弾着を確認し、その場所に合うよう照準器を合わせるという作業が必要になります。スリングショットでは射撃する距離が異なると狙う位置を変える必要があるため、一点しか狙えないこの照準器の使い勝手は良いとは言えません。正直この機能はほとんど使うことはないと思います。

スペック

横37センチ、縦25センチ、重さ680グラム、最大射程距離はダイアブロと同様100メートル程度となっています。スタビライザーがあるのでかなり大型のスリングショットとなっていますが、機能としては狩猟用のスリングショットとして十分使用可能なレベルだと思います。ただし携帯性は皆無なため、使用シーンはかなり限られると思います。

全体として可もなく不可もなくといった感じのスリングショットです、照準器とスタビライザーの機能について効果があるのか疑問はあります。スリングショットの球を飛ばすという機能としては問題ないようなので価格が安ければ購入しても良いのかなと思います。私が実際使用してみての感想ですが、このスリングショットのグリップは握りやすく、手にフィットするので力は込めやすいと思います。射撃の精度ですが、上述しましたが照準器を合わせても結局距離で射撃位置が変わるため、照準器の使い勝手が悪く、的を狙う際に邪魔になるため途中から照準器を取り外して使用していました。スタビライザーは射撃時のブレに関しては私は効果があると思います。ただ3つもスタビライザーがついているため重く、長時間の使用は腕が疲れるため無理かなと思います。

バーネットスリングショットダイアブロプロの価格

バーネットダイアブロプロの価格は北米で6000円程度で日本国内で販売されている物は9,680円~14,400円となっています。個人で北米から輸入したとして送料で3000円以上はかかるのでどうしても欲しい方は日本国内で購入したほうが無難でしょう。

サイト名価格
リバートップ14,080円
ボディーガード14,400円
大和企画9,900円
ろくせん14,400円
NO1SHOP14,080円
防犯対策ネット9,680円
カネツセレクト13,090円

 

バーネットスリングショットダイアブロ、ダイアブロプロで使えるゴム

バーネットダイアブロに標準でついてくるゴムはマグナムパワーバンド赤色かグレイ色のゴムです。これが一番引きが重いゴムで、交換用にスタンダードバンドという初期装備品より引きの弱いゴムが販売されています。過去にはスタンダードバンドが初期装備として付属していましたが、2008年ごろにバーネット社のオーナーが変わった際にマグナムパワーバンドが標準装備となりました。

マグナムパワーバンドとスタンダードバンドの交換用ゴムはアマゾンで販売されており、価格は以下です。

ゴム名価格
マグナムパワーバンド3,638円
スタンダードバンド2,143円

価格差は1000円程度とそこまで開きはありません。

バーネットスリングショットダイアブロの威力

スリングショットの威力は使用ゴムによって大きく変わります。バーネットのマグナムパワーバンドは引きが重いため、威力が高いと思われるかもしれませんが、実際は違います。スリングショットの威力は初速と玉の重さで決まり、初速はいくつかの条件で決まります。初速が速くなるゴムの条件は以下になります。

  • 玉の重さとゴム体積が一致しているか

ゴム体積が多いゴムは引きが強いゴムというのとほぼ同義で、ゴム体積が多いゴムはそれだけ重い球を射出する事ができるという事です。しかし、玉の重さがゴムが戻るときの運動エネルギーに対して軽い場合、運動エネルギーが無駄になってしまい、そのエネルギーがブレを発生させ精度低下の原因になります。また、ゴム体積が多いゴムはそれだけゴム内部での摩擦が多くなるため戻り速度が遅くなります。したがって、ゴムの体積が玉の重さに対して最適になっていなければ、そのゴムが持つ性能をフルに引き出せなくなります。

  • ゴム伸び率が最適化されているか

ゴムは伸ばせる長さに限界はありますが、ある一定の伸び率まで戻り速度が上昇する特性があります。一般的に6倍程度が最もゴムの戻りが速くなる伸び率とされていますが、最適な伸び率はゴムの配合によって異なるので一概には言えません。

  • ゴム形状が玉の初動加速から最高速上昇まで考慮して調整されているか

スリングショットで弾を射出する際に最も運動エネルギーが必要とされるのが初動の部分です。一度球がスピードに乗ればさほど運動エネルギーを必要としないため、戻りが早いゴム体積が低いゴムのほうが最高速が出るため有利になります。ではどのようにすれば初動に必要な運動エネルギーを確保しつつ、最高速を伸ばすことができるのでしょうか。それは、テーパー加工という方法で解決できます。テーパー加工はゴム形状を太い部分から先端に向かって先細りさせる加工のことで、これにより初動の部分を体積が大きい部分でカバーし、その後に体積の低い部分で速度を確保することができるようになります。この方法は平ゴムでのみ可能な方法ですが、この加工によって30%ほどの速度上昇が可能です。丸ゴムの場合、ゴムの中に径の細いゴムを入れることでテーパー加工と同様の効果を望めるようになります。

以上の三点が威力の高いゴムの条件となりますが、ダイアブロは伸び率とゴム形状の2点の条件を満たしていないため、威力という意味では改良の余地があります。実際にスリングショット威力ランキングの記事でダイアブロの初速を計測しましたが、初速47m/s(4.506ジュール)と狩猟用スリングショットと比べて2分の一程度の威力しかないことが分かっています。

ダイアブロの推奨使用弾

バーネットがお勧めしているダイアブロ、ダイアブロプロの玉の大きさは10ミリスチール球です。10ミリは狩猟用としては小さ目な方ですが、通常使用でのスリングショットの玉としては大きい部類に入ります。スリングショットで通常使用される球の大きさは8ミリで、当店が使用推奨している狩猟用の球の大きさは9ミリとなっています。1ミリの大きさの違いは大したことがないように思えますが、スリングショットの威力という観点からみると1ミリの違いによる重さの違いは非常に大きなものとなります。玉の大きさが1ミリ違うと約1グラム重さが変わってきます、1グラムの違いを速度が同じだとしてジュール(衝撃力)計算すると威力が40%程度上がる計算になります。スリングショット用ゴムのページで説明していますが、10ミリスチール弾のように重い球を飛ばす場合引きが強いゴムを使用しなければならず、平均的な日本人男性の腕力では腕が震えてまず精度が出せません。ダイアブロは欧米人の体格に合わせて作られており、かなり強めのゴム設定となっています。そのため、標準装備のマグナムパワーバンドではうまく的に当てることができず、上手く使用するにはゴムをスタンダードゴムに変更して、玉の大きさを9ミリに変更して使用することをお勧めします。

バーネットスリングショットダイアブロのお勧め用途

防犯用、狩猟用、的撃ち用とスリングショットの使用用途は様々ですが、バーネットのダイアブロに関して言えば防犯用がお勧めでしょう。理由は他のスリングショットと比べて精度を出しずらい、携帯性がない、見た目がすごく武器っぽい点です。購入者のレビューを見るとゴムの耐久性が怪しいので、特別思い入れがない限り防犯用でしたら、ダイアブロよりもスリングショットファルコンの方が価格も安くゴムの耐久性も高いので良いかもしれません

ダイアブロ販売店情報

ここまでダイアブロ、ダイアブロプロについてご説明しましたが、気に入った方はどこで買えるのか疑問に思われているかと思います。基本的にスリングショット自体かなりマイナーな道具なので、バーネットダイアブロを含めスリングショットは基本的に通販での購入一択となります。スリングショット通販店の記事で国内で販売されているスリングショット販売店を全て網羅していますが、ダイアブロに関してはボディーガード大和企画ろくせん協和テクノの4店舗が販売先になります。現時点で価格が一番安いのが大和企画での7,000円ですが、昨今の円安の影響でスリングショット自体の値段が軒並み上がっており、購入時は4店舗の価格を実際のサイトにて確認して購入するのがよいでしょう。

ダイアブロプロはリバートップボディーガー大和企画ろくせんNO1SHOP防犯対策ネットカネツセレクトにて販売されています。価格は最安が大和企画で9,900円となっています。いずれの販売店も”スリングショット販売店”の記事で購入先として問題無いことは確認済みなので、他に欲しい商品があれば送料の兼ね合いで最安になる通販店を選択してみるとよいかもしれません。

バーネットスリングショットダイアブロよりお勧めのスリングショット

ダイアブロは防犯用としては良い品ですが、他の使用用途、例えば猿よけヒヨドリを追い払う方法ムクドリ対策など害獣、害鳥対策には向いていません。これらの用途には威力、精度、扱いやす、携帯性がカギとなるためこちらの狩猟用スリングショットのようなスリングショットが向いているといえます。ですがスリングショットという道具自体を上手に扱うには相応の練習が必要となるためすぐには使えないデメリットがあります。したがって買ってすぐに思うような効果が得られないということも頭の隅に入れておいてください。練習したくない、うまく扱える自信がない、そんな方には銃型パチンコのスリングライフルをお勧めします。

スリングライフルはスコープを搭載することにより精密な射撃が可能で、玉のロードは足でできるため腕力も必要なく、その威力はスリングショットの4倍と、従来のスリングショットよりも性能が大きく秀でています。簡単に自身でサルやカラスなどの害獣被害の対策、ハトの駆除などを行いという方にはこちらのほうがお勧めだと思います。

スリングショットについてもっと詳しく知りたい方はスリングショットの基礎知識のページをご確認ください。

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